競輪選手は太ももが太いほど強い? 強さと太ももの関係やトレーニング方法に迫る!
競輪選手の太ももの太さと強さの関係
競輪選手の体でひときわ目を引くのが足。そう太ももです。
誰よりも速く走り、そしてその力を一気に爆発させるための鍵が太ももに隠されています。
しかし、『太い=強い』ではないのです。
ただ太いだけではなく、筋肉の柔らかさが必要となります。
レースの間、爆発的なスピードで足の回転を持続させるために、その動きに対応する
しなやかな筋肉が必要なのです!
競輪選手の太ももはなぜ太くなる?
いついかなる時も、最高のパフォーマンス、スピードを出すために日々の練習は欠かせません。1日練習を怠ると、3日以上かけないと元には戻らない。なんてことも…。
その中でも速さに直結する、太ももへのトレーニングは一番時間をかけ負荷をかけていきます。1日200キロも走りこむ選手がいるほど!それだけ過酷な追い込み、努力の積み重ねを経て目を惹くほどの太さになっています。
太ももは何センチぐらい太くなる?
努力の賜物の太もも。そのすごい太ももは一体どれくらいの太さなのでしょうか?
なんと、70センチを超える太ももを持つ選手もいます。
女性のウエストが平均で67センチ~68センチほど。それほどの太ももを持つ競輪選手、恐るべしです。
太さではなく太ももの筋肉をどれだけ鍛えられるかが重要
これまで、太さについて見てきましたが、ただ単に太ければそれだけでいい。そうではないのです!その太さの中にもどの位置に筋肉がついているのか。それがとても重要になってきます。
太ももの前側より、太ももの後ろ側が発達していれば、自分の脚力を効率よく自転車に伝えやすいのです。太ももの前側の筋肉「大腿四頭筋」が筋肉がブレーキの役割を果たすのに対して、後ろ側の筋肉「ハムストリングス」はアクセルの役割を果たしています。
自転車を漕ぐ上で必要な筋肉をどれだけ鍛えられるかかが、競輪選手の強さに繋がっているのです!
競輪選手で太ももがとくに太いと言われている選手は?
競輪選手の自慢の太もも。太さに加えしなやかさ柔軟さを兼ね備えている一流選手がたくさんいる中で、とくに太いといわれている選手がいます。
それが小嶋敬二選手です。なんと太ももの太さは74センチ!
50歳を超えていまだ現役!小嶋敬二選手(太もも74センチ)
石川県金沢市出身。日本競輪学校第74期卒業。日本競輪選手会富山支部所属で、登録地は石川県。2020年3月17日、佐世保競輪初日の第9Rにて、S級戦では史上初となる、50代選手の打鐘先行で勝ち星を挙げた。
女子競輪選手の太ももの太さもすごい!
みなさんはガールズケイリンをご存じだろうか?男子の太ももすごいですが、女子の太ももも熱い!「顔より太もも」でおなじみのガールズケイリン
2018年末、『オッズパーク杯ガールズグランプリ2018』で優勝し、初の賞金女王に輝きました。児玉碧衣選手がかわいく、そして太ももがすごい!太もものサイズは66センチあります!
競輪のCMにも出演!小林優香選手(太もも63センチ)
ガールズケイリンの「絶対女王」と呼ばれ、自転車競技の日本代表選手でもある小林優香選手。2014年にデビューし、2015年には賞金女王に。「怪物少女」の異名を持ち。現在も“別格”の強さでガールズケイリンをけん引しています。自転車競技では、日本人女子史上初となるワールドカップでのメダル獲得など、多くの国際大会で結果を残し、2020年東京オリンピック出場にも大きく近づいている世界屈指の強豪選手です。
▼小林優香選手の肉体美がわかる参考動画
賞金・年収ランキングでも上位の実力!梅川風子選手(太もも61センチ)
4歳から20年間続けていたスピードスケートを引退し、競輪選手に転向をした梅川選手。
デビュー2年目で、ガールズケイリンの頂上決戦『ガールズグランプリ2018』に出場。
海外の競輪選手の太ももはもっとすごい!
海外の競輪選手も日本の選手に負けずに太ももが太い!
ドイツの競輪選手の太ももがすごい!とTwitterで話題に。日本では70センチを超ええばトップクラスの太さですが、なんと80センチにも及ぶ太さだとか!?
競輪選手のように太ももが太くなるトレーニング方法を紹介
あの競輪選手のような憧れの太もも!手に入れたいですよね!?
ここで競輪選手が普段おこなっているトレーニング方法を少しばかし教えちゃいます!
太ももなどの下半身に重点を置いて、上半身のトレーニングも行います!
トレーニングを積んで太もも目指せ!70センチ!!
下半身のトレーニング
太ももを太くするには下半身のトレーニングが最も大切です!
太ももの筋肉は「大腿四頭筋」と呼ばれる前側の筋肉と「大腿二頭筋」(ハムストリング)と呼ばれる後ろの筋肉があります。
前側に筋肉がブレーキの役割を果たし、後ろの筋肉がアクセルの役割を果たすという感じです。前側の筋肉よりも後ろ側の筋肉を鍛えることにより自転車へ脚力をより伝えられやすくなり、スピードが高まるのです。
自転車漕ぎ・走り込み(ふともも)
競輪選手は1日に200キロくらい走りこみます。時間が取れる場合、1日に8時間におよぶ長い時間をトレーニングに費やし競輪場を借りられるなら早朝4時、5時から40キロを走行することもあります。
スクワット(太もも・お尻・ふくらはぎ)
大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングなど下半身の筋肉はスクワットだけでほぼ全て鍛えることが出来ます。
「練習法」
バーベルを僧帽筋の上にかついで立ちます。
足幅は肩幅程度に開いてつま先は少しだけ外側に向けておきます。
背中が丸まらないよう背筋を真っ直ぐにしたまま膝と股関節を曲げてゆっくりと腰を落としていきます。
太ももと床が平行になる位置までしゃがみましょう。
この状態からゆっくりともとの位置までもどります。
競輪選手には必須の筋トレメニューですね。
デットリフト(太もも・お尻・背中・前腕)
日本語で「死の拳上」を意味するデットリフト。ベンチプレス、スクワットと並び、筋トレのBIG3と言われる最強のトレーイングの一つです。
「練習法」
バーベルを足元にセットしバーベルのセンターに立ちます。
両脚のスタンスは腰幅程度にし、つま先は少しだけ外に向けます。
膝と股関節を曲げ上体を前傾させてバーを肩幅くらいの広さで握ります。
この状態から上半身が直立するまで背中全体(脊柱起立筋、広背筋、僧坊筋)とハムストリングの力でバーベルを持ち上げていきます。
動作中は常に背筋を伸ばしたままにします。
背筋が丸まってしまうと下背部に負荷が集中してしまい腰を痛める原因になってしまうので注意してください。
背面の筋肉をほとんど鍛えることが出来る非常に優秀な筋トレメニューです。
競輪では競技中の姿勢を保つときに使われる脊柱起立筋や最後のダッシュのときのペダル漕ぎに重要なハムストリングを鍛えられます。
カーフレイズ(ふくらはぎ・脚)
ふくらはぎの筋肉で最も有名な筋肉といえば、「ヒラメ筋」ヒラメ筋は、ジャンプ力の向上や長距離マラソンで疲れにくい体作りなど、体に様々な効果をもたらしてくれる筋肉です。
「練習法」
両手にダンベルを持ち台につま先で乗ります。
カカトがおちた状態からつま先立ちの状態まで足関節を底屈させていきます。
ふくらはぎがしっかり収縮したら元の位置までゆっくり戻します。
ペダルを強く漕ぐにはふくらはぎの筋肉も忘れずに鍛えましょう。
慣れてきたらダンベルをどんどん重くして強度を上げていきましょう。
上半身のトレーニング
下半身の筋肉だけでなく、競輪には上半身の筋肉も不可欠です。
大胸筋は胸の部分についている大きな筋肉です。
胸の筋肉なんて競輪に関係ないように思われますが競輪の際は自転車を漕いでいるときの上半身のブレなどを抑えるために使われています。
競輪のプロ選手でも1流選手たちは皆100kg以上のベンチプレスを余裕でおこなえるそうです。
広背筋は背中の大きな筋肉です。
腕を上から下に引き下げるときや腕を前方から後方に引く動きのときに主に働く筋肉です。
競輪で最後のスパートのときなど脚でペダルを漕ぐ動きにプラスして広背筋の力でハンドルをカラダのほうに引きまくっています。
最後のダッシュ力に関わってくる筋肉です。
三角筋は肩の筋肉です。
三角筋は前部、横部、後部に分けられます。
肩の筋肉も大胸筋と同じように自転車を漕ぐ際の上半身のブレなどを抑えるために使われています。
体幹部の筋肉では特に脊柱起立筋、腹直筋、腹斜筋が重要です。
自転車を漕いでいる最中は常に脊柱起立筋が緊張して姿勢を維持しています。
またペダルを漕ぐときは左右に力を入れていくため身体にひねりが生じます。
このときに働いているのが腹斜筋です。
腹斜筋が弱いと身体が左右に流れてしまい、力がうまく伝わらなくなってしまいます。
ベンチプレス(胸・上腕)
ベンチプレス台に仰向けで寝ます。
肩幅よりも広めの手幅でバーを握り、胸を張って肩甲骨を寄せます。
胸の真上にバーベルが来るようにバーをラックからはずしましょう。
胸の一番高い位置にバーをゆっくり下ろしていきます。
通常は剣状突起あたりに下りるようになるでしょう。
胸に付くまでしっかりとバーを下ろしたら肘を伸ばしていき元の位置まで戻します。
大胸筋、三角筋の前部、上腕三頭筋を鍛えることが出来ます。
競輪選手に大事なのは脚だから下半身だけと思われがちですが、上半身も実は大切なんです。
全力でペダルを漕いでもぶれない上半身作りには欠かせない筋トレメニューです。
脚と上半身がうまく連動してこそスピードが出せるわけです。
ツイスト・シットアップ(お腹)
シットアップベンチに仰向けに寝ます。
手は頭の後ろで組むようにしましょう。
体をひねりながら右ひじは左ひざに左ひじは右ひざにつけるような感じで体を起こしていきましょう。
このときに顎を引き、背中をしっかりと丸めて腹筋を収縮させることを意識してください。
腹直筋や腹斜筋などの体幹部の筋トレです。
この部分が強くなることで競輪中の姿勢が安定しますし左右にペダルを漕いでいるときのブレがなくなります。
簡単に出来る場合は傾斜をつけて強度をあげておこないましょう。
ベントオーバーローイング(背中)
バーベルを肩幅より少し広めに持ちます。
膝を軽く曲げた状態を維持したまま前傾姿勢を作ります。
前傾の角度は45度~60度くらいを目安にしてください。
自転車に乗っているときの個々人の身体の前傾角度に合わせると良いでしょう。
このとき背中はまっすぐな状態を保ち決して丸まることがないよう注意しましょう。
これがスタートポジションです。
体の前傾を保ったまま肩甲骨を寄せ肩を後方に引きながらバーベルをみぞおち辺りに引き付けます。
背中の筋肉が強くなることで自転車を身体に引き付ける力が強くなり大きな推進力を得ることが出来るようになります。
競輪選手の太ももの秘密に迫る! まとめ
競輪選手と太ももの関係を書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
競輪選手は太ももが太い選手が多い。
過酷なトレーニングによって培われた、努力の結晶が太ももに集約されていて、競輪選手の誇りなんだなと感じました!
ただ太いだけじゃない!太ければいいわけじゃない!筋肉のつく位置が重要で選手一人ひとりの筋肉を見るのも面白いかもしれませんね。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
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