ヤンググランプリとは? 競輪選抜選手やレース結果など徹底解説!
<参考リンク>
ヤンググランプリ 2020出場選手を紹介!
ヤンググランプリは、全国から選抜されたデビュー2年以内の新人選手9名が対戦する、一発勝負の新人レースです。このレースは優勝賞金1億円で開催されるKEIRINグランプリの前日に開催されるため、多くの競輪ファンから注目を集めています。また、日本の若手選手の狭き門として、未来のトップレーサーを発見するのにも役立つレースといえます。そんなヤンググランプリがどのような特徴を持っているのか、一緒に見ていきましょう。
ヤンググランプリは競輪の若手選手頂上決戦
ヤンググランプリは、1995年にKEIRINグランプリの前座戦として若手選抜選手9人によって実施されたのが始まりですが、同年1月に発生した阪神・淡路大震災の復興支援競輪という背景があったといわれています。
そして2020年時点のヤンググランプリは、デビューから3年以内の選手で成績優秀選手9人によって実施され、競輪祭の決勝レース開催日に一発勝負で新人レーサー日本一を決定するスタイルとして続いています。
KEIRINグランプリの前日に開催される
1995年に始まったヤンググランプリ。
2020年現在では、毎年年末の12月29日に実施されています。
毎年12月30日に開催されるGPレースKEIRINグランプリの前日に当たる日程です。
KEIRINグランプリとは、1985年に創設された大規模なレースです。年間のトップクラスの成績を収めた選手9名によるレースで、初回の開催会場となった立川競輪場には4万人の来場者がありました。
競輪のトップレースの覇者による対戦で、文字どおりKEIRINグランプリの勝者はその年のトップスターに君臨します。また、2004年からは副賞込みの賞金が1億円になっています。
一発勝負で新人競輪選手・レーサーを決定
ヤンググランプリは、兵庫県南部地震の復興支援のための競輪レースとしてスタート。当初は、デビュー5年未満の選手から平均競走得点上位者9名を集めて開催されました。まさしく一発勝負で新人競輪選手のトップを決定するというものです。
2020年現在は、競輪祭のイベントに組み込まれ、年数の条件などを改変しながら続いています。ちなみに、初回の優勝賞金金額は1,500万円でした。
1995年、復興支援のため1回限りで開催されたヤンググランプリでしたが、1999年に競輪祭が6日間から4日間に開催期間が短縮されます。それ以降、決勝レース当日に新人レーサーのトップを決定するスタイルとして定着しました。
2020年現在の形式が整ったのは、2001年12月29日、平塚競輪場で開催されたKEIRINグランプリでのことです。一発勝負方式が採用され新人選手から選抜された9名が出走するルールとなって、現在に至ります。
同時に開催される「ガールズグランプリ」とは?
ヤンググランプリの開催日の前日、12月28日には、ガールズグランプリが開催されます。これはガールズケイリンの新人選手の頂点を決める重要なレースとなります。
出場選手の選抜方法は、選考期間のガールズケイリンにおける獲得賞金上位者、また11月開催のガールズグランプリトライアルレースの各トーナメント優勝者2名を加えて、合計7人の選手が参加します。そのレーススタイルは一発勝負となり、白熱したレース展開でその年の新人女子のトップ選手が決定します。
過去のヤンググランプリの結果は?優勝した競輪選手を紹介!
ここからは、選抜選手とレース結果を解説します。
2017年の優勝選手
2017年の新人のトップは、茨城の107期・鈴木竜士選手でした。
ヤンググランプリ2017は2017年12月29日に平塚で開催。ゴール前の熾烈な争いを徳島の109期・太田竜馬選手と展開。見事に戦いを制した結果、優勝賞金505万円(副賞を含む)を獲得しました。
2018年の優勝選手
ヤンググランプリ2018の優勝選手は、前年2017年に第2位だった太田竜馬選手でした。
会場となったのは、静岡競輪場。デビューから3年目の太田選手は、最終11レースで2着の南潤選手、3着の佐々木豪選手を押さえて見事優勝を飾りました。
2019年の優勝選手
ヤンググランプリ2019の優勝選手は、愛媛・111期の松本貴治選手でした。
松本選手は、デビューから3年目、2019のヤンググランプリが最後のチャンスでしたが、見事に機会を生かしての優勝。全国トップレベルの出場9選手の頂点に立ちました。
ヤンググランプリ競輪選手の選抜方法とは
G2レースのヤンググランプリの開催要項によると、次のように参加選手数や選抜方法が定められています。
-
毎年出場する選手は9名。残り1名は補欠選手で、合計10名が選抜されています。
-
選抜選手は、選手選考委員会が実施します。開催年を含めた3年以内にデビューした選手が対象です。
最も大切な参加資格は、デビュー年から3年以内ということ。 また、正選手は以下の基準が設定されています。
1.S級に在籍している選手のうち、開催年の1~9月までの選考期間で平均競走得点上位者から9名を選抜
2.1.の基準で9名に達しなかった場合は、A級の選手の平均競走得点上位者
2020年KEIRINグランプリ・ヤンググランプリの詳細・開催日時と出場競輪選手は?
2020年7月時点でのG1、G2の開催は予定どおり年末に開催日程が組まれています。選考基準である優秀選手および獲得賞金上位から見て、松浦悠士選手(SS・広島)や清水裕友選手(SS・山口)、平原康多選手(SS・埼玉)などが有力です。
2020年のKEIRINグランプリは、平塚競輪場で開催されます。開催期間は2020年12月28日(月)~12月30日(水)の3日間。そのうち、ヤンググランプリは2日目の12月29日(火)、またガールズグランプリは初日の12月28日(月)に開催予定です。
まとめ・ヤンググランプリが熱い! 競輪選手狭き門のヤンググランプリ
若手選手のグランプリを決めるヤンググランプリ。デビューから3年以内の新人選手にとっては、非常に狭き門です。そのため、多くの競輪ファンから注目を浴びる重要なレースとなっています。ぜひ、優秀選手や獲得賞金などから2020年の出場有力選手を見つけて、今からしっかり応援していきましょう。
インターネット投票サイトWINTICKET(ウィンチケット)であれば、注目のヤンググランプリもスマートフォンやパソコンから簡単に視聴できます。
順位予想にも必要な各種データもそろっており、AIによる予想などの機能もありますので、ぜひご活用ください。
WINTICKET ライブ実況・中継ページ
参考
お知らせ
WINTICKET KEIRINグランプリ2020特設ページがオープンしました!
ぜひあわせてご覧ください。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
記事をシェアしよう