【玉野競輪・G2・サマーナイトフェスティバル】荒井崇博が14万車券提供＆決勝進出

＜玉野競輪場：サマーナイトフェスティバル＞◇G2◇12R S級準決勝◇17日

荒井崇博（佐賀）が差し切り、決勝戦進出を決めた。

S級S班の郡司浩平（神奈川）と吉田拓矢（茨城）に期待が集まった最後の準決勝。打鐘前、太田竜馬（徳島）が早い仕掛けで主導権を握る。打鐘とともに坂井洋（栃木）が発進するも、荒井に抵抗され捲り切れず。最終バックストレッチで山田英明（佐賀）が番手捲りに切り替えると、最後の直線で荒井が番手から踏み出し差し切った。

人気の2人が着外に破れたことで、2車単は48番人気の2−9、2万840円。3連単は287番人気の14万2290円とW万車券の決着に。

▶動画：荒井崇博が差し切り14万車券を提供した12R

連勝で勝ち上がった荒井は、「素直に嬉しいです。後輩2人がちゃんと（仕事を）やってくれたので。信じられないですが、とりあえず1着で良かったです。（太田竜馬が踏み出した時に一瞬、連携が外れたが）出られるのか、（前に出るのを）やめるのか分からなかったので下がってきた時に入れてあげられるように待っていた」とレースを振り返った。

また、「僕のところで（坂井洋が）絡んでいたので、あとは（連携した山田）英（明）が勝てるように走れば僕も勝てるかなと。（決勝戦は）相手が強いがそろそろ（G1で）優勝したい。せっかくピンピン（1着1着）で上がったので、明日も1着取れるように頑張ります」と力強く優勝宣言をした。