【松戸競輪G3・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯】佐藤慎太郎が差して初日特選を制す

＜松戸競輪場：燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯＞◇G3◇12R S級初日特選◇21日

佐藤慎太郎（福島）が差し切り、初日特選を制した。

新田祐大と佐藤の福島のS級S班コンビに人気が集まった初日の目玉レース。青版周回で黒沢征治（埼玉）が踏み出すも、前受けとなった新田が抵抗し主導権を握る。最終2コーナーで松浦悠士（広島）が発進し先頭に迫るも、佐藤に抵抗され捲り切れず。ゴール直線、松浦をブロックしながら新田の番手で脚を溜めていた佐藤が差し切った。

2車単は18番人気の9−7、4500円。3連単は74番人気の9−7−1、2万1540円と万車券決着に。

▶動画：佐藤慎太郎が差して初日特選を制す12R

白星発進を決めた佐藤は、「（連携した）新田（祐大）が（東京五輪を経て）一回り大きくなって帰ってきた感じで嬉しいですね。もうちょっと僕に余裕があって車間を空けて追い込めば、（新田と）ワンツーや北日本で上位独占ができたと思うので、僕の未熟なところが出ました」とレースを振り返った。

地元で開催されたG1オールスター競輪から短い斡旋期間での出場となったが、「（開催中の）4日間で強くなることはないと思うので、いかに疲れを抜くか。新田の後ろということで気合いが入りますね。責任のある位置だと思っているので、しっかり自分の仕事をしたいと思っている。（松浦悠士が捲ってきたが）場所的にもブロックしにくいところで来ているので、さすが松浦は仕掛けどころを分かっていますよね。（残り3日は）気持ちでカバーしていきたい。明日以降も全力で目の前の一戦一戦を頑張ります」と意気込みを語った。