【大宮競輪・G3・東日本発祥倉茂記念杯】平原康多が完全優勝で9度目の地元記念制覇

＜大宮競輪場：東日本発祥倉茂記念杯＞◇G3◇12R S級決勝◇18日

平原康多（埼玉）が差し切り、完全優勝を飾った。

3連勝中の平原に人気が集まった決勝戦。前受けとなった黒沢征治（埼玉）が主導権を主張すると、一本棒の状態でレースが進む。最終バックストレッチで宿口陽一（埼玉）が番手捲りに切り替え。最後の直線で平原が踏み出すと、外から迫る成田和也（福島）を振り切り、差し切った。

やや人気を落としていた成田が2着に入ったことで、2車単は8番人気の1−4、2370円。3連単は14番人気の1−4−7、5300円という結果に。

▶動画：平原康多が地元記念で完全優勝を決めた12R

3年連続、9度目の地元記念制覇を飾った平原は、「本当に熱い声援ありがとうございました。（連携した黒沢征治がレースをリードしたが）本当に良い後輩を持ったなと。勝ったことより、（黒沢ら後輩が）そういう走りをしてくれたことが嬉しかった。あそこまで運んでもらえたので、僕か（武藤）龍生が優勝しなきゃいけないと思った。前回（立川記念で）落車して不安な状態で挑んだが、仲間にここまで助けられて優勝できた。（完全優勝は）出来過ぎです」とレースを振り返った。

来月はG1全日本選抜競輪が控えているが、「もう1つ記念（静岡記念）もあるのでそこでもしっかり頑張りたい。おかげさまで埼玉で良い走りが出来たと思います。今後とも頑張ります」と駆けつけたファンに感謝した。