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【熊本競輪場・G3・火の国杯争奪戦】深谷知広が捲って今年2度目の記念優勝
<熊本競輪場:火の国杯争奪戦>◇G3◇12R◇6日◇S級決勝
深谷知広(静岡)が捲り切り、今年2度目の記念制覇を決めた。
S級S班の脇本雄太(福井)と松浦悠士(広島)が人気を二分した決勝戦。打鐘前で町田太我(広島)が踏み出し、主導権を握る。最終2コーナーで単騎の坂井洋(栃木)が捲りに出るも、松浦にけん制され不発。それを見て最終バックストレッチで深谷が発進すると、中国勢を乗り越え捲り切った。
人気の脇本が着外に敗れたことで、2車単は7番人気の2-1、1820円。3連単は22番人気の2-1-9、7660円とやや高めの配当に。
捲り切った深谷は、「本当に嬉しいです。(レースの組み立ては)前々とは思っていたが、良い位置が取れたのでチャンスが生まれた。町田(太我)が突っ張るかなと思っていた。そこで前がすごい勢いで動いていたので、少し様子を見て脚を溜めていました。震災の後から声援の中で走ることを楽しみにずっと待っていたので、すごく嬉しい」とレースを振り返った。熊本震災後、“熊本応援プロジェクト”を立ち上げてさまざまな支援を行ってきた深谷だが、「本当(支援は)微々たることですが、少しでも力になれていたら嬉しいなと。ここで走れるだけで嬉しいのに、優勝できて感無量。これからも勝負は続くので、みなさんの期待に応えられるよう一走一走頑張ります」とメッセージを送った。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
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