競輪ニュース
【松山競輪G3・金亀杯争覇戦】橋本強が差して記念初V「意地でハンドルを投げた」
<松山競輪場:金亀杯争覇戦>◇G3◇12R S級決勝◇5日
橋本強(愛媛)が差し切り、嬉しい記念初優勝を飾った。
3連勝中の新田祐大(福島)に人気が集まった決勝戦。打鐘とともに松本貴治(愛媛)が踏み出し、レースをリード。最終バックストレッチで人気の新田が発進するも、橋本のけん制もあり捲り切れず。ゴール前、松本のスピードに乗った橋本が差し切り、記念初Vを飾った。
2車単は11番人気の1−2、3610円。3連単は57番人気の1−2−8、1万7570円と万車券決着に。
地元ファンの期待に応えた橋本は、「怪我もいっぱいあったが、挫けずに頑張って成果が出せた。(お客さんから)“良かったぞ!”と言ってもらえて本当に嬉しかった。新田(祐大)君が前攻めだったら、山田(庸平)君にインを切らせて新田君の外を並走しようと。1周だったら(連携した松本)貴治の脚なら持つので、仕掛けて行こうという作戦が上手くハマった。バックで(新田が)来ていたが、上手く失速させられたのが勝因だと思う」とレースを振り返った。
記念初制覇を飾った今の気持ちを聞かれ、「初日、2日目と情けないレースが続いたが、昨日から行けるなという手応えがあった。新田君が伸びて来ていたので、意地でハンドルを投げて何とか勝てました。家族がずっと応援してくれていたので、その気持に応えたいと思っていた。(スタジオで解説を務めていた)師匠の眼の前で(優勝できて)泣きそう。(今年は)怪我で苦しかったが、最後に地元記念で優勝できたので本当に良かった。この優勝をきっかけに、来年はもっと活躍できるように頑張ります」と涙を見せて喜びを語った。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
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