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【玉野競輪・G3・瀬戸の王子杯争奪戦】脇本雄太が今年記念初V「限界ギリギリ」
<玉野競輪場:瀬戸の王子杯争奪戦>◇G3◇12R S級決勝◇29日
脇本雄太(福井)が捲り切って今年記念初Vを飾った。
脇本と松浦悠士(広島)のS級S班の2人が人気を二分した決勝戦。打鐘前、早い仕掛けで山根将太(岡山)が踏み出し主導権を握る。最終周回で人気の脇本が発進すると、最終バックストレッチで松浦も番手捲りに切り替え。しかし脇本が圧巻の走りで押し切った。
2車単は2番人気の7−5、780円。3連単は10番人気の7−5−2、3880円と人気決着に。
人気に応えた脇本は、「前受けの時点からああいう展開も見えていたので、後はどれだけ自分が腹を括れるか。勝負できて良かった。正直スピードに関しては隙がないところだったので、無理やり行こうと思った。疲れも溜まっていたので限界ギリギリだったが、最後の力を振り絞った感じ。自分が仕掛けた時点で松浦(悠士)君も僕のところをブロックしてくると思っていたので、そこは警戒して行けた」とレースを振り返った。
圧巻の走りだったが、「ペースを考えている余裕はなく、松浦君のブロックに対していかに(前に)出られるかが勝負だった。気持ち的には(昨年のG1)オールスターの決勝みたいな。(オールスターは2着に破れたが)今回は勝つことができて良かった。(5月には)G1ダービー(日本選手権競輪)があるので、そこに向けてしっかり頑張りたいです」とメッセージを送った。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
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