【伊東競輪G3・椿賞争奪戦】原田研太朗が捲って初日特選を制す「ラッキーな1着」

＜伊東競輪場：椿賞争奪戦＞◇G3◇12R S級初日予選◇16日

原田研太朗（徳島）が捲り切り、初日特選を制した。

S級S班の新田祐大（福島）と地元・深谷知広（静岡）が人気を二分した初日の目玉レース。早い仕掛けで深谷が先頭に立ち、主導権を握る。最終周回で新田が発進するも、和田健太郎（千葉）の抵抗もあり、スピードに乗れず。最終バックストレッチで捲りに出た原田が一気に叩き切り、ビッグな配当を提供した。

単騎で人気を落としていた原田が勝ったことで、２車単は39番人気の2-6、1万7090円。3連単は293番人気の2-6-3、19万4690円と波乱の結果に。

▶動画：原田研太朗が捲り切り初日特選を制した12R

高配当を提供した原田は、「（レースの組み立ては）初手の並びで考えようと思った。1回（レースが）動くと思ったので、後ろからでいいかなと。深谷（知広）さんと新田（祐大）さん、北都留（翼）さんは世界を経験しているので、凄いダッシュでした。切る時に新田さんの内に行こうか迷ったが、落ち着いていった」とレースを振り返った。

圧巻の捲りだったが、「脚を使っていなかったので。今日はラッキーな1着なので、（仕上がりの）手応えはわからない。（近況1着を量産しているが）やっと自分らしいレースが出来ている。ファンの声援のおかげで1着が取れたので、明日も温かい声援をよろしくお願いいたします」とメッセージを送った。