【向日町競輪・G3・開設72周年記念　平安賞】脇本雄太が捲って完全優勝に王手

＜向日町競輪場：開設72周年記念 平安賞＞◇G3◇12R◇26日◇S級準決勝

昨年の覇者・脇本雄太（福井）が捲り切り、無傷の3連勝で決勝進出を決めた。

2連勝中の脇本に人気が集まった最後の準決勝。打鐘とともに根田空史（千葉）が踏み出し主導権を握ると、一本棒の状態でレースが進む。最終バックストレッチで7番手から脇本が発進するも、昨日同様にラインが千切れる形に。単騎の状態ながら捲り切り、人気に応えた。

人気の脇本が勝ったことで、2車単は2番人気の1-5、340円。3連単は4番人気の1-5-3、1400円と本命決着に。

▶動画：脇本雄太が無傷の3連勝で決勝に進んだ12R

人気に応えた脇本は、「連日余裕がない。ちょうど疲労が溜まっている段階での今日だったので、苦しかった。（対戦）相手の思い通りには動きたくないという意志のもと、カマシ捲りに構えたが、連日同じ戦法だと（手の内が）バレている。でもこれ以上対策の練りようがない」とレースを振り返った。連覇がかかっているが、「行くところ行くどころでみんな（自分の戦法が）分かっているので、完全に狙われている。僕自身も1着取らないといけない立場なので、（ラインで決めるよりも）それを最優先させてもらった。オッズがそうなっているので負けられない。（ファンからの）期待がかかっていると思うでしっかり頑張りたい。明日の決勝戦もまた一生懸命頑張ります」と苦しい胸の内を明かした。