【豊橋競輪場・G1・全日本選抜競輪】脇本雄太が史上初のグランプリスラムを達成

<豊橋競輪場: 全日本選抜競輪>◇G1◇12R◇24日◇S級決勝

脇本雄太（福井）が差し切り、史上初となるKEIRINグランプリ＋6大会GⅠ制覇のグランプリスラムを達成した。

実力者が揃ったことで人気の割れた決勝戦。前受けの眞杉匠（栃木）が主導権を握り、レースをリード。最終バックストレッチで古性優作（大阪）が発進すると、寺崎浩平（福井）も発進。ゴール前、寺崎のスピードに乗った脇本が差し切った。

2車単は22番人気の9-7、4010円。3連単は100番人気の9-7-3、2万7210円と万車券決着に。

▶動画: 脇本雄太がグランプリスラムを達成した12R

偉業を成し遂げた脇本は、「今節は自信のないままの開催だったので、近畿の仲間に助けられて獲れた優勝だと思う。（グランプリスラムは）みんなからのプレッシャーがあった。期待に応えたいという一心だったので、達成できて良かった。みんなからはもっと早く（グランプリスラムを）獲るんじゃないと言われていたので、少し遅れたが獲れて良かった」と喜びを語った。

また、「デビューした時から自力でしっかり頑張ってきて、自力で優勝できたぐらいから（グランプリスラム制覇の）意識が出てきた。（G1）競輪祭の優勝も寺崎（浩平）君のおかげだったし、本当に感謝している。慣れない番手戦も多くなってきたが、近畿の仲間たちに助けられている。記念を初めて獲ったのも豊橋（バンク）だったので、とても思い出深い場所。今後ともしっかり近畿を支えて頑張っていきたいです」とメッセージを送った。