【名古屋競輪・G3・金鯱賞争奪戦】山口拳矢が捲って記念2V「苦しい展開」

＜名古屋競輪場：金鯱賞争奪戦＞◇G3◇12R◇30日◇S級決勝

山口拳矢（岐阜）が捲って、地元地区の記念を制覇した。

地元地区の山口、S級S班の守澤に期待が集まった決勝戦。打鐘とともに取鳥雄吾（岡山）が踏み出し、主導権を握る。 最終バックストレッチで3番手から山口が捲りに出ると、一気に叩いて先頭へ。他が攻めることが出来ないまま押し切った。

2車単は22番人気の3-6、7260円。3連単は88番人気の3-6-2、3万40円

▶動画：山口拳矢が捲って2度目の記念制覇をした12R

地元地区の記念を制覇した山口は、「苦しい展開だったが、ガムシャラに最後まで踏んで優勝できて良かった。（取鳥）雄吾さんが切った後に中団を取ったので、打鐘過ぎに仕掛けるかなと信頼してついていった。無理やり踏んだので初日より苦しかった。雄吾さんが踏み直していたので、最後は自分のトップスピードを維持するだけだった。後もついているかついていないか分からなかったので苦しかった」とレースを振り返った。

単騎ながら人気になっていたが、「期待に応えられて良かった。まだ自分のことだけで精一杯の部分もあるが、タイトルも獲ってそうも言っていられない。岐阜の若手もたくさん出てきているので、一緒に全国横断しながら上を目指して走りたい。この4日の間に両親が誕生日だったので、良いプレゼントを送れたと思います」と喜びを語った。