【高松競輪・G3・玉藻杯争覇戦】浅井康太が差して今年初優勝「心を込めて走りたい」
<高松競輪場:玉藻杯争覇戦>◇G3◇12R◇20日◇S級決勝
浅井康太(三重)が差し切り、今年初の優勝を飾った。
3連勝中の松浦悠士(広島)と連携する町田太我(広島)、地元の香川雄介(香川)の中四国勢に人気が集まった決勝戦。前受けとなった単騎の菊池岳仁(長野)が主導権を握り、レースをリード。最終周回で菊池の番手から町田が発進すると一気に叩いて先頭へ。最終バックストレッチで浅井が捲りに出ると、松浦も番手捲りに切り替え。松浦と浅井がもがき合う中、ゴール直前で浅井が差し切った。
2車単は4番人気の9-1、1630円。3連単は11番人気の9-1-3、5210円とやや高めの配当に。
差し切った浅井は、「今年入ってから自分の失敗で2回落車してしまった。そんな中で調整面や練習面では耐えてしっかり競輪に向き合えた。その中での結果だと思う。僕がまだ前を走っている状態なので中部(勢)はまだまだかなと。自分の背中ではなく、全国の先輩や先行(選手)を見て中部の若手も育ってほしいなと思う」と地元地区の後輩にエール。
また、「どうなっても中団中団で攻めようと思っていた。松浦(悠士)君が引いてきて、町田(太我)君との連携を失敗したのかなと。菊池君が仕掛ける姿勢を見せていたので、町田君と菊池君の先行勝負を見てから(レースを組み立てた)。(連携した)井上(昌己)さんとは作戦の時から自分が行き切ったら(踏んで)優勝してくださいと話していた。(最終)ホーム(ストレッチ)を過ぎてしっかり勝負に行ったが、コーナー手前で東(龍之介)君にブロックを受けて(スピードが)止まってしまったので、番手に切り替えた。(最終)3コーナーを過ぎて(捲り切れず)厳しいかなと思ったが、しっかりもがき切れたのが優勝の勝因」とレースを振り返った。
最後に、「まだまだ(本調子ではなく)レースが出来ていないので、しっかりと自力を出せるようにして次の開催やG1に臨みたい。まだ自分の力を出し切れていないと感じているので、これからも競輪に心を込めて走りたい」とメッセージを送った。
- ウィンチケット編集部
- WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。
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