【いわき平競輪・G3・いわき金杯争奪戦】新田祐大が捲って地元記念制覇「緊張した」

＜いわき平競輪場：いわき金杯争奪戦＞◇G3◇12R◇28日◇S級決勝

新田祐大（福島）が捲り切り、地元記念制覇を決めた。

地元・新田に期待がかかった決勝戦。打鐘とともに新山響平（青森）が主導権を握り、レースをリード。最終バックストレッチで山田庸平（佐賀）が発進すると、新田も番手捲りに切り替え。迫る窓場千加頼（京都）を振り切り、押し切った。

人気を落としていた窓場千加頼が2着に入ったことで、2車単は31番人気の1-6、1万2050円。3連単は205番人気の1-6-7、11万6490円とビッグな配当に。

▶動画：新田祐大が捲って地元記念を制した12R

地元ファンの期待に応えた新田は、「地元ということですごく緊張したが、そんな中で優勝を勝ち取ることができて嬉しい。（連携した新山響平が）主導権を（他に）握らせないということをレース前から考えてくれて、その気持ちに応えたいと思った。残り1周半の場面で（山田）庸平君が踏み込んだので、これは前3人（北日本勢）でゴール前勝負かなと思ったが、残り半周で仕掛けてきたのが凄いスピードだった。新山君の気持ちも汲んで、縦に踏ませてもらった」とレースを振り返った。

優勝が決まった後は、「本当に（頭が）真っ白の状態で何も考えられなかった。先輩と後輩に祝福してもらったのは光栄ですし、何より地元の福島のみなさんの前で（地元から）優勝者を出せることが本当の幸せ。今回はいろいろ決勝に勝ち上がるまで、連日先輩後輩の後押しを受けて決勝に臨むことができた。決勝も先輩後輩に支えられて優勝することができたので、気持ちをしっかり入れて次のG1にも臨みたい」と次回ビッグレースへの意気込みを語った。

最後に、「北日本（勢）のことを応援していただき、本当にありがとうございます。連日、多くの方が駆けつけてくれたことで気合いの入ったレースをすることができました。5月にもここでビッグレース（G1日本選手権競輪）があるので、その時も北日本（勢）から優勝者を出せるように、しっかりトレーニングをして頑張ります」とメッセージを送った。