【西武園競輪・G1・オールスター競輪】眞杉匠が逃げて決勝進出「余裕はなかった」

＜西武園競輪場：オールスター競輪〉◇G1◇11R◇19日◇S級準決勝

眞杉匠（栃木）が逃げ切り、決勝進出を決めた。

大本命不在でオッズが割れた最後の準決勝。打鐘とともに吉田有希（茨城）が踏み出すも、前受けの中野慎詞（岩手）が抵抗し、主導権を握る。最終周回で眞杉が番手捲りに切り替えると、一気に叩いて先頭へ。最後の直線で松本貴治（愛媛）が迫るも、平原康多（埼玉）のブロックもあり、眞杉が押し切った。

2車単は20番人気の5−4、6080円。3連単は57番人気の5−4−1、1万5860円と万車券決着に。

▶動画：眞杉匠が逃げて決勝進出を決めた11R

逃げた眞杉は、「（声援が）力になりました。重要な位置だったので、しっかり走れて良かった。（吉田）有希の頑張りのおかげ。早いなと思ったが、有希が新田（祐大）さんとかぶっていたので、そこなら新田さんが出てくることはないなと思い、踏ませてもらった」とレースを振り返った。また、「終始余裕はなかった。とりあえず（決勝進出を決めて）ホッとしている。有希はもちろん、平原（康多）さんが後ろを固めてくれたおかげ。明日はしっかり（力を）出し切れるように頑張ります」と意気込みを語った。