【久留米競輪・G1・オールガールズクラシック】地元・児玉碧衣が捲って完全優勝

＜久留米競輪場：オールガールズクラシック＞◇G1◇12R◇28日◇L級決勝

児玉碧衣（福岡）が捲り切り、完全優勝でオールガールズクラシックを制した。

地元の児玉に期待が集まった決勝戦。前受けの小林莉子（東京）が主導権を握り、レースをリード。最終バックストレッチで5番手から人気の児玉が踏み出すと、一気に叩き切り人気に応えた。

2車単は1-2、390円。3連単は1-2-3、1260円とともに1番人気の決着に。

▶動画：児玉碧衣が捲ってオールガールズクラシックを制した12R

地元で完全優勝を決めた児玉は、「脚見せの時から“碧衣コール”が起きて、力になりました。緊張はしていたが、脚見せで声援が聞こえて緊張がほぐれ、優勝しようという強い気持ちになれた。ここまでけん制になるとは思っていなかったので、我慢比べみたいになった。結果、（小林）莉子さんが追ってくれたので、冷静に走れたと思う。同期の（尾崎）睦選手も昨日中団から1着を取っていて、届くかなという不安はあった。実際踏み出してからは、強い気持ちを持てたのでそれが優勝に繋がった」とレースを振り返った。

また、「2月に体調を崩して、（ガールズケイリン）コレクションでも7着で。こんなにも差があるのかと焦ったが、ここに間に合って完全優勝できて良かった。みなさんの声援のおかげです。いちばんじゃないかと思うぐらいの声援が聞こえたおかげで、3日間120％の力が出し切ることができた。今の力ではナショナルチーム（の選手）には勝てないと思うので、気持ちを切らさずに向上心を持って頑張りたい」と駆けつけたファンに感謝した。